精密ウェッジウィンドウ(ウェッジプリズム)
製品説明
ウェッジウィンドウまたはウェッジプリズムは、ビーム分割、イメージング、分光法、レーザーシステムなど、様々な用途で使用される光学部品の一種です。これらの部品は、ガラスまたはその他の透明材料のブロックから作られ、くさび形をしています。つまり、部品の一方の端が最も厚く、もう一方の端が最も薄いということです。これによりプリズム効果が生まれ、部品は光を制御された方法で曲げたり分割したりすることができます。ウェッジウィンドウまたはプリズムの最も一般的な用途の1つは、ビーム分割です。光線がウェッジプリズムを通過すると、反射光線と透過光線の2つの別々の光線に分割されます。ビームが分割される角度は、プリズムの角度を調整するか、プリズムの製造に使用される材料の屈折率を変えることで制御できます。そのため、ウェッジプリズムは、精密なビーム分割が求められるレーザーシステムなど、幅広い用途で有用です。ウェッジプリズムのもう1つの用途は、イメージングと拡大です。ウェッジプリズムをレンズまたは顕微鏡対物レンズの前に配置することで、レンズに入る光の角度を調整し、倍率と被写界深度を変化させることができます。これにより、特に光学特性の難しいサンプルなど、さまざまな種類のサンプルを柔軟に撮影できます。ウェッジウィンドウまたはプリズムは、分光法においても光を各波長に分離するために使用されます。分光測定法として知られるこの技術は、化学分析、天文学、リモートセンシングなど、幅広い用途で利用されています。ウェッジウィンドウまたはプリズムは、ガラス、石英、プラスチックなど、それぞれ特定の用途に適した様々な材料で作られます。また、性能を向上させるために、様々なコーティングを施すこともできます。反射防止コーティングは不要な反射を低減するために使用され、偏光コーティングは光の方向を制御するために使用されます。つまり、ウェッジウィンドウまたはプリズムは、ビームスプリッティング、イメージング、分光法、レーザーシステムなど、様々な用途で使用される重要な光学部品です。ユニークな形状とプリズム効果により光を正確に制御できるため、光学エンジニアや科学者にとって不可欠なツールとなっています。
仕様
基板 | CDGM / ショット |
寸法公差 | -0.1mm |
厚さ許容差 | ±0.05mm |
表面の平坦性 | 1(0.5)@632.8nm |
表面品質 | 40/20 |
エッジ | 研磨、最大0.3mm。全幅ベベル |
クリアアパーチャ | 90% |
コーティング | Rabs<0.5%@設計波長 |